【諫早市】壊れてもあきらめないで!「おもちゃ病院」で高いスキルを持ったドクターたちが修理してくれますよ
皆さんのお家に、壊れて動かなくなったおもちゃはありませんか?諫早市民センター(中央公民館)では、毎月第2水曜日および第2・第4土曜日に「いさはやおもちゃ病院」が開催されています。時間はいずれの日も午前10時~午後3時半です。
↑こちらがおもちゃ病院の会場=第1講座室。登録メンバーは17名にもなるというドクターが、様々なおもちゃの修理に対応してくれます。皆さんボランティアで、修理代は実費以外はかかりません。
↑修理を希望する人は、開催時間中におもちゃを持ち込んで受付、診断をしてもらった上で修理に預け、完了したら電話で連絡を受けて引き取りに行く……という流れになっています。修理成功率は驚異の90%以上!とのことですよ。
↑音が出なくなったキーボードやピアノのおもちゃなども分解して直します。ドクターには電子系が得意な人、木工系が得意な人、縫製が得意な人……と多才な人材が揃っていて、どんな壊れ方をしたおもちゃでも直せるというのが強みです。
↑サンタさんの服を縫ってあげているところ。なかなか細かくて根気の要る作業ですが、うまく修理できたおもちゃをお返しした時、子どもたちの喜ぶ様子を見ると嬉しくて感動できるというのが、すごく大きなモチベーションになっているそうです。
↑こちらはプラスチックのツメが割れてうまくはまらなくなったプラレールの車両を修復したところ。おもちゃはたいてい、微妙な部分が壊れて遊べなくなるケースが多いのですが、それを見事な巧の技術で直してくれますよ。
↑電池ケースのサビた部分を削って復活させる作業。漏電などで接触部分がダメになるケースも多いですが、そういった故障も復活させてくれます。
↑こちらはアンパンマンのバースデーカード。紙製のキャラクターを抜き差しすると流れるメロディーが電池切れで聴こえなくなったものの電池交換を行ったそうです。ふつうは使い捨てされるようなものでも、修理すればちゃんと使えるんですね!
↑壊れたおもちゃのパーツは他のおもちゃの修理に転用できるかもしれないということでストックしてあり、実際にこの中のものを上手く使って修復できることも多いそうです。素晴らしくエコなリサイクルシステムに感服いたします!
↑工具類も多彩なものを揃えています。ドクター同士で情報交換しながら、必要なものをどんどん増やしていっているそうです。
↑おもちゃによって少~しずつ違いのあるネジ類。こうやって同じものごとに整理・仕分けしておくことで、この部分にはこのネジ!という迅速な対応につながるそうです。
↑いさはやおもちゃ病院・2代目代表の深江さん。若い頃から機械類分解を趣味としていて、8年ほど前に日本おもちゃ病院協会の講習会を受けたことがきっかけでこの道に入ったそうです。今後は親子おもちゃ病院教室の開催なども考えているそうですよ。
直せばまだまだ遊べるものを捨てるのはもったいない!と深江さんは言います。お気に入りだったのに動かなくなったおもちゃがあるなら、迷わずいさはやおもちゃ病院に相談してみましょう。きっと、おもちゃが復活する感動が味わえますよ!
いさはやおもちゃ病院では、事業の末永い継続を目指し、ドクターの募集も随時行っているそうです。手先の器用さに自信がある人、子どもたちの喜ぶ笑顔が大好きな人、老後の生きがいを求めている人など、興味があったら訪れてみてはどうでしょうか。
代表の深江さん、突然の訪問に快くご対応いただきありがとうございました!
諫早おもちゃ病院会場・諫早市民センター(上写真)の地図はこちら↓