諫早市役所至近の市民センター（中央公民館）入口には、しばらく前からユーモラスな志村けんさんの似顔絵が展示されています。こちらは、同センター職員・山口利通さんの手によるもの。新型コロナウイルス感染症の予防を啓蒙する意味が込められています。

↑2020年4月に登場した第一作。バカ殿の格好をした志村さんが新型コロナへの用心を呼びかけています。志村さんが亡くなったのは前月の3月29日。ファンだったという山口さんからの追悼メッセージも添えられていますね。

↑5月に登場した第二作。なかなか新型コロナ禍が収まらず、この頃には市民センターが休館になったこともあり、山口さんが続編を製作。今度は変なおじさんに扮した志村さんが、手洗い・消毒・マスク着用を励行しています。

↑そして、6月には第3作が。この頃には少し新型コロナ騒ぎも落ち着きつつあったのですが、逆に油断禁物と、ひとみばあさんの格好をした志村さんが私たちを戒めてくれています。こちら志村さんをモチーフとした作品は、これで完結とのことです。

そして、館内に入ると目につくのが、これまでに同センターで開催された講座やイベントの告知ポスターの数々！2年前の着任以来、山口さんが描き続けています。

人物だけでなく、風景や静物画も素晴らしい出来栄えです。イベント終了後も保存して飾っておきたくなるのも当然ですね！塗料には、描き終えると耐水性を持つ特殊なタイプが使われているそうですよ。

これを見るためだけに市民センターに来館しても損はないと思います。タッチや色づかい、構成力……どれをとっても感嘆必至の一級品ですよ！

↑こちらが市民センターの外観。今は新型コロナ禍の影響で講座なども中止や規模縮小を余儀なくされていますが、また再開された後の山口さんの新作が待ち遠しいですね！

山口さん、取材へのご対応＆世間話へのお付き合いありがとうございました！

諫早市民センター（中央公民館）の地図はこちら↓