【諫早市】何に見えるか、何を感じるかはアナタ次第!森山図書館で地元作家・川口久敏さんによるコンテンポラリーアート展が開催中です
↑いきなりですが、これは何でしょう?
正解は、現在森山図書館の展示室で行われているコンテンポラリーアート「川口久敏展」(2020年12月20日まで)の1作品。色のついた布を土台となる白い布の上に切り貼りし、不思議な造形を為してある現代美術作品です。
↑実際は平面作品なのですが、立体的に見えるのが面白いですね。これはどことなくテントのように見えます。
↑今回展示してある布作品の中で最も多くの色を使ったカラフルな1点。作者の川口さん曰く「テーマは特にありません。それぞれの人が見て、何を感じるかは自由です」とのこと。考えるな、感じろ、ということですね!
↑布作品は展示室の白い壁面に間隔を空けて飾られています。部屋の中央には4脚のチェアがあり、こちらに腰かけてアートに囲まれた空間を満喫することもできます。何とも言えない非日常的体験ですよ。
作者の川口さんは、諫早市森山町在住の68歳。東京のデザイン学校を卒業後、帰郷して20代前半から創作活動をはじめ、これまで県内外の数々の展覧会に作品を出されているアーティストです。日課として水彩画を1日も欠かさず描いているそうですよ!
布作品の数々は、日頃から川口さんが「こんな形や色の組み合わせは面白そうだ」と思ってメモをしているアイデアからピックアップして創っていったそうです。
↑ガラス張りのショーケースの中には、石膏粘土で作った立体作品も並んでいます。
粘土作品もそれぞれに味があり、観る者の想像力をかき立ててくれますよ。
展示期間中は、実際に川口さんが展示室にいらっしゃることもあるので、タイミングが良ければ作り手と一緒に作品を鑑賞するという貴重な体験ができるかもしれませんよ。
森山図書館では今後、展示室を利用して地元ゆかりの作家さんたちのリレー展も企画しているそうです。楽しみですね。
川口さん、図書館スタッフさん、取材へのご対応ありがとうございました!
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