【諫早市】発足から丸30年を駆け抜けたいさはや国際交流センター。コロナ禍で苦心しながら活動を続けています
↑こちらは諫早市役所多良見支所と同じ敷地内にある諫早市たらみ会館の一室。いさはや国際交流センターという組織が本拠を構えています。
↑事務局長の岩本頼子さん。同センターが発足した1990年の翌年から30年近く、スタッフとして働いています。
発足当時は、旧西彼杵郡の多良見町ホームステイ協会という名称で、多良見町内の外国人労働者をホームステイさせる活動を主としていたそうです。その後、活動内容の拡充と市町村合併により、現在の形になりました。
センターでは随時会員を募集中です。年会費は1家族で1000円と格安。活動の柱は、センターから紹介される留学生を自宅にホームステイさせることです。多くは2泊3日くらいのショートステイなので、そんなに身構える必要はありません。
留学生は外務省や内閣府などとの連携で、主に東南アジア各国からやってきます。国を代表するレベルの優秀な学生とオールイングリッシュで会話する機会が持てるため、高校生くらいのお子さんの英語学習にもってこい!とのこと。
ホームステイ事業のほかにも、異文化交流イベントなどを行っています。大人・子どもを問わず、諫早市民の国際感覚の向上に寄与しています。
↑昨年2019年には、長崎ウエスレヤン大学の留学生を含む学生さんたちと一緒に「諫早のおもてなし」として古民家での和装・弓道・茶道などの体験をするイベントを開催し、好評を博しました。
↑同イベントは「OMOTENASHI Isahaya Hospitality」と題してインバウンドで諫早に来る外国人をターゲットに継続事業化する予定だそうです。コロナ禍が収束したら、ぜひいろんな方に楽しんでほしい企画ですね。
そういった国際交流事業を盛んに行うことで、ひとづくり・まちづくり・地域活性化につなげていくのがセンターの目的です。
会員同士の交流も積極的に行っています。ふだん通りであれば年間を通して楽しいイベントがいっぱいなのですが……今年2020年はコロナ禍でそのほとんどが中止に追い込まれてしまいました。
↑そのような中でも、何とか会員さんに楽しんでもらおうと、去る12月5日にはたらみ会館ロビーにて、サックス奏者の田中ノビさんとギタリストの尾口陽軌さんを招いたクリスマスコンサートを開催しました。
↑スタッフさん手作りのキッシュやノンアルコールのホットワインなども振る舞われ、アットホームで楽しい雰囲気の会でしたよ。
コロナ禍が収まったら留学生のホームステイを受け入れてみたい、国際交流事業に参加したいという人は、ぜひたらみ会館を訪ねてみてください。
事務局長の岩本さん、ご案内ありがとうございました!
いさはや国際交流センターがある諫早市たらみ会館の地図はこちら↓