【諌早市】工場の中にコーヒー屋さん!? 幸町の旧ヤマハル製作所内に、こだわりの焙煎豆販売店がオープンしています!
こちらは幸町のとある工場跡。2020年8月5日から、ここでコーヒー豆の自家焙煎・販売ショップが営業を始めています。
その名もnaiさん。↑こちらは少し広めの道路に面した表側の出入口。
↑細い路地側の裏手からも入ることができます。
↑中は工場跡ということもあり、広々としています。将来的には他に数店舗が入居する計画もあるそうです。左手奥がnaiさんのお店。木製のキャビンが可愛らしいですね。
naiさんではカフェスタイルでのドリンク提供は行っておらず、あくまで自家焙煎したコーヒー豆の販売を専業としています。今回は特別に、そのこだわりの焙煎作業を潜入取材させていただきました!
↑こちらはコーヒーの生豆。私たちがふだん目にする黒色ではなく、元々は白っぽい色をしています。naiさんで扱うのは中南米産・最高級のスペシャルティコーヒー。店主で焙煎士の近藤さんは、栽培されている農園の特徴まで仔細に把握しています。
↑焙煎機に豆を投入する近藤さん。以前は県内の某コーヒーショップに勤務していましたが、一念発起して独立。1人でお店を切り盛りしています。
↑回転するロースターの中で豆が煎られていきます。豆から水分が抜けていくにしたがって、ガシャガシャという重たい音からカラカラという軽い音に変わり、やがてパチパチと爆ぜる音が聴こえてきます。
↑焙煎中はただ待つのではなく、すでに自らが焙煎し保存してある豆の味をチェックするカッピングという作業にいそしみます。
↑味わいながらそのテイストや香りを自らの感覚で言葉にし、メモしていきます。「ほのかにフローラルの香り」とか「ダークチョコレートの味わい」などといった感じです。
↑焙煎が終盤に差し掛かると、中の豆を一部引き出して煎り加減を確かめます。豆の種類によって、爆ぜる音がしてからどのくらいの時間煎るのかが変わってくるそうです。
↑ちょうどいい具合に煎れたら、ハッチを開けて豆を取り出します。このあと機械の下から風が出て豆が冷まされていきます。
↑うまく煎れていない豆を取り除くピッキングという作業。雑味のない良質な商品に仕上げるために大事な工程です。
↑ピッキング終了後、トレイに流し出して一連の焙煎工程は終了。目で見て鼻で嗅ぎ、耳で聴いて手で触り、舌で味わう…五感のすべてを駆使した職人芸に脱帽です!
↑煎りたての豆。香ばしい匂いとツヤが魅力的です。これが袋に小分けされて商品となります。
↑こちらが商品のコーヒー豆。注文すると挽きたてを袋に詰めてくれます(豆のまま持ち帰ることも可)。フルーティーな浅煎り豆から、ガツンとくる深入り豆までバラエティ豊か。それぞれどんな味かは、近藤さんに聞けばメッチャ詳しく教えてもらえますよ!
↑コーヒーをより美味しく煎れるための器具も販売しています。
↑こちらはコーヒーバッグというユニークな商品。紅茶のティーバッグのように、お湯の中でチャポチャポゆすると、美味しいコーヒーが抽出されます!
↑価格表は豆の種類によって違いがあるのでご参考までに。水出しコーヒーは、夏場以外は予約注文商品となるとのこと。豆の入れ替えも頻繁に行っているので、定期的に訪れて新しい豆が入ってないかチェックするのも楽しそうです。
↑豆を購入すると、無償サービスとして近藤さん自らがハンドドリップでコーヒーを淹れてくれます。やはりプロが淹れるとウマい!90℃のお湯を注ぎ、仕上がりを70℃に。それを冷ましながら一番美味しい60℃くらいで飲むのがベスト、と教えてくれました。
良い豆を買って家でゆっくりコーヒーを楽しむ、というのを地域の文化にしたい――それが近藤さんの目標だそうです。コーヒー好きなら迷わず、足を運んでみるべき素敵なショップですよ!
近藤さん、通常の取材に加え、焙煎工程まで見せていただきありがとうございました!
naiさんの地図はこちら↓